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Tuesday, 26 May 2009

ネット販売規制のコト。

毎日新聞(2009年5月22日)より抜粋。

6月からの一般用医薬品(市販薬)のインターネット販売規制が迫る中、薬局に行くのが不自由な障害者は、複雑な思いで厚生労働省の対応に注目している。障害者への対応はこの問題の焦点だったが、障害者団体は厚労省に意見を出していない。規制賛成派と反対派が対立する陰で「ネット販売で、障害者の権利は守れるのか」との声も聞かれる。

「困っている声を無視して障害者を切り捨てるのか」。11日、厚労省の検討会で示された薬事法施行規則の改正案に、委員の三木谷浩史・楽天社長は怒りをあらわにした。

市販薬は6月から、ビタミン剤など副作用の危険が低い「3類医薬品」以外の通信販売が禁止される。厚労省改正案は、同じ薬を同じ店舗で買っていた場合だけ、2年間に限り継続購入ができるとし、障害者への特別な対応はなかった。日本盲人会連合の鈴木孝幸情報部長(52)は「音声の出るパソコンを使えば、視覚障害者は薬局より安心して買えるのに」と落胆する。

だが、全国64団体が加盟する日本身体障害者団体連合会によると、この問題で賛否を表明した組織はゼロ。「個々人の問題で議論しづらい」という団体が多く、厚労省の担当者は「障害者がどの程度、困っているのか分からない」とこぼす。

脳性まひの障害を持ち「障害者の生活保障を要求する連絡会議」の太田修平代表(52)は、ネットで薬を買った経験がない。体が不自由な分、副作用の注意が必要だと考え、医師に処方してもらうという。「障害者の多くは主治医を持ち、困るのは一部だが、困る仲間がいる以上、規制賛成とも言いづらい」と明かす。

全日本ろうあ連盟の久松三二(みつじ)・本部事務所長(54)は「本当に大切なのは、薬局での対面販売をバリアフリーにしていくこと。薬局で買えないからどうする、という発想は、障害者の権利を守ることにならないのではないか」と、議論の方法に疑問を投げ掛けている。【清水健二】

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むずかしいcoldsweats02

たぶん、はっきり云ってこの問題を実感している「ろう者」はあまりいないと思う。
モチロン、インターネットでクスリをよく買うろう者ならいろいろ考えるかもしれない。
そもそも記事の最後の文章にもあるように、ろう者の場合、ほかの障害者とはちょっと違うので論点がずれている節はあるかもしれない。

たしかに「障害者」の生活に制限はある。
それを補う方法の一つに、ネットがあると思う。
でも、「聴覚障害者・ろう者」もひとくくりにしてしまうのはちょっと危険かもしれない。
文章がにがてなろう者の場合は、対面のほうがぜったいいいと思う。
対応する薬剤師は、手話ができなくても身ぶりや筆談などでお互いに目を見ながらきちんと理解しあうのが基本であってほしいからhappy01

その反面、仕事を持つ一人の消費者としては、たしかに市販薬をネットで買えたほうが、薬店の開店時間を選ばず買えるというメリットは感じる。しかし、未成年でもだれでも簡単にIDが取れ、購入できるというゆるいネットで、どんな医薬品が取引されるのかと考えると・・・coldsweats02
あたしは医療関係者なら中身がわかるのであって、顔も見えない人が買って服用する際に、添付文書をきちんと読むかどうかわからないし、市販薬でも副作用は少なからずあるので責任はとれない。

いま、そのあおりもあるのだろうが、24時間オープンの薬店が試験的にスタートしている。労働基準法に触れないために、社員に「医薬品登録販売者」の資格を取らせ、24時間対応に向けている。むろん、薬剤師だけではなく一般のヒトも受けられる資格なので、これもまた論議を呼んでいるのだがcoldsweats01

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Comments

  E-コマースについては難しいな~ これでタミフルとイレンザの価格高くなったとありました。 輸入についても。
 インフルエンザ… 

  こういうレポートについては、薬剤師か看護師たちと話し合うのが良いと思いますcoldsweats01。 学生さんがいらしているものね~

  インターネットで分からないことがあれば、聴コンにアクセスするとかー いろんなリアルがあるから すごいよねぇ。

  では、ご活躍のほど 祈ってます。(一応、)
  

Posted by: kimiko.S | Thursday, 28 May 2009 at 19:15

Excure me?・・・coldsweats02
 訂正というか 追加。

テレビの報道:マスコミ上では、タミフルとイレンザは人口密度30万人ほどだったかそれに割り当てるようにしているとか。そういう管理しているんですね。
 国立感染…研究所とかによると、まだ… 拡大になりつつにも、休校になるのは導入期?で、そういう記事にあったけどね。
 
 海外からのもの、気候によっては、温暖差で、いろいろあるみたいですし。 夏になる頃には、感染拡大になる可能性はなさそうで、 そういうのを 読んでました。

  それだけです。  

昔、手話を使うにあたって、声を出さないときいたことあったけれど、実際に呼吸困難とかそういうことがあるので、私だけだと思いますが、難しいです。 

   いろいろ、コメント入れてしまいました、失礼しました。評論に世論になってませんが…

  以上

Posted by: kimilo.S | Thursday, 28 May 2009 at 20:15

ブログが書かれて、もう半月もたつのに書き込みをして申し訳ないです。
でも、どうしてもこの内容には書き込みをしたかったので・・・
薬剤師としては、ネットでの販売はすべきではないと思います。
薬はものじゃなく、人の命に関わるものだからです。副作用が弱いとされている第2類の医薬品でも、副作用は起きるわけですし。
これまで、薬剤師は薬に対するきちんとした説明もせずに「これがいいですよ」と勧めるだけで、適切な使用を促してこなかった結果がここにつながるのだと思います。
障がいのある方が、薬を手に入れにくくなるのはわかるけれど、それであれば薬剤師がその方のところに行って必要な薬を提供するための方法を検討する方が賢明かと考えています。自分にどんなことができるのかは分かりませんが・・・

Posted by: ばーと | Thursday, 18 June 2009 at 01:42

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